みなさんこんにちは!クラフトネス運営担当です!
北欧デザインと聞くと、シンプルでミニマルなデザイン、ナチュラルな素材感、そして高い機能性が思い浮かぶ方も多いでしょう。
家具やインテリア雑貨が世界中で愛されている北欧の国々の中で、2002年にデンマークで設立された新興ブランド「HAY(ヘイ)」は、特に個性的かつ革新的なアプローチで注目を集めています。
本記事では、HAYがどのような歴史や理念とインスピレーションをもって製品を開発しているのか、さらには具体的な商品の紹介や、インテリアコーディネートのポイントまで、詳しくご紹介します。ぜひ、HAYの世界観に触れてみてください。
1. HAYの誕生 2002年デンマーク発

“これまでにない新しいデザインカンパニー”としての始まり
HAYは2002年、北欧デザインの中心地ともいえるデンマークで誕生しました。共同設立者でありクリエイティブディレクターのメッテ・ヘイ(Mette Hay)とロルフ・ヘイ(Rolf Hay)は、従来の北欧ブランドとは一線を画す「新しいデザインカンパニー」をつくりたいという強い思いからHAYをスタートさせたのです。
デンマークには、有名な家具デザイナーやインテリアブランドが数多く存在します。そんな伝統と歴史のあるデザイン大国にあって、HAYはあえて若いブランドの立場を活かし、既存のデザイン手法や常識にとらわれない自由な発想で、モダンなプロダクトを世に送り出しています。
インスピレーションの源
HAYが手がける製品には、「アート」「建築」「ファッション」という3つの分野からインスピレーションを得ているのが大きな特徴です。北欧らしいシンプルさや優しいカラーリングだけでなく、前衛的なアート作品や都会的な建築物、さらにはトレンド感あふれるファッションの要素まで織り交ぜることで、多角的かつ新鮮なデザインを追求しています。
このように多岐にわたる分野から刺激を受けることで、“伝統的な北欧スタイル”の枠組みにとどまらない幅広いプロダクトを生み出すことに成功。それこそがHAYが「これまでにないデザインカンパニー」と呼ばれる所以でもあります。
2. 創業者のビジョン

世界中の優れたデザイナーとのコラボレーション
HAYの創業者であるメッテとロルフ・ヘイは夫妻は、メッテがデザインやホームアクセサリーを担当、ロルフが家具や照明のクリエイティブディレクターを務めています。
メッテとロルフは夫婦で二人三脚で歩んでこられ、夫婦で一緒に仕事することの大切さについて「各々が違うカテゴリーを担当するクリエイティブディレクターとして、互いに補い合う役目も担っています」」と語られています。
自分たちのアイデアを形にするだけでなく、常に世界中の優れたデザイナーと積極的にコラボレーションしていることでも知られています。多様性ある背景や専門知識を持つデザイナーの力を取り入れることで、HAYの製品ラインナップは常に進化を続けています。
過去ヒットした商品のデザインやデザイナーにこだわり過ぎず、柔軟に他分野の才能を取り込むこの姿勢は、HAYを世界的な家具ブランドとしての地位を確立できた要因ではないでしょうか。各アイテムには、それぞれのデザイナーの個性や持ち味が反映され、HAYのブランドとしての統一感と、コラボレーターの独自性との絶妙なバランスが保たれているのも魅力のひとつといえるでしょう。
「よいデザインはあらゆる人の権利である」という理念
HAYが掲げる理念の中心には、「よいデザインはあらゆる人の権利である」という強い思いがあります。デザイン性が高く、機能的にも優れているプロダクトは、本来一部の富裕層やマニアだけが楽しむものではなく、幅広い層に開かれているべきだと考えているのです。
そのため、手頃な価格帯でありながら高品質を実現するような開発・製造体制を構築しています。伝統的な技術を尊重しつつも、新素材や新しい製造技術を積極的に取り入れることで、高コストパフォーマンスの製品づくりに活かされているのでしょう。
3. HAYのデザイン哲学

高品質
北欧デザインに共通するキーワードの一つが「高品質」です。
長い冬を室内で過ごすことの多い北欧の暮らしでは、日常的に使用する家具や雑貨の耐久性や使い心地は非常に重要。HAYもこの伝統的な価値観を重視しながら、最新の素材や製造技術を取り入れることで、より長く使い続けられるプロダクトを提供しています。
品質の高さとデザインの美しさを両立するために、世界各地の信頼できるメーカーや職人と連携しているのです。
サステナビリティ
近年、北欧をはじめ世界的にも注目されるトピックが「サステナビリティ(持続可能性)」。
HAYは環境への配慮をブランドの中心に据えており、生産工程や素材選び、流通に至るまで、可能な限り環境負荷を低減する取り組みを行っています。
たとえば、後ほど紹介するACCシリーズのチェアのプラスチックには、リサイクルされたプラスチックを積極的に採用し環境へ配慮しています。
現代社会のニーズとの調和

HAYは「進化し続ける現代社会のニーズに合わせた手頃な価格での製品提供」を目指すことで知られています。
トレンドをいち早く捉え、コンパクトで機能的、かつ部屋の個性を引き立てるようなデザインを数多く生み出しています。
アートやファッションの要素を取り込んだ大胆な配色やフォルムも多く、各家庭のイメージに合わせて柔軟に取り入れやすいのが特徴。まさに、時代の変化に合わせて柔軟に進化するデザインカンパニーといえるでしょう。
4. HAYの代表的なプロダクト紹介
ここからは、具体的にHAYが手がける代表的な家具や雑貨をいくつかピックアップしてご紹介します。
機能性やデザイン、価格帯など、実際に購入を検討する際の参考にしてみてください。
About A Chair(アバウト・ア・チェア)シリーズ


HAYと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、「About A Chair(アバウト・ア・チェア)」シリーズです。
シンプルで曲線的なフォルムのシートと、木脚や金属脚など多彩なバリエーションを選べるのが特徴。ダイニングチェアとしてはもちろん、オフィスチェアやカフェチェアとしても人気が高く、多様なシーンで活躍します。
座面のカラーや素材、脚部の形状など、シリーズ内でもバリエーションの幅が広いため、自分好みの組み合わせを見つけられる楽しさも魅力。
安定性も充分。紹介しているAAC 22 2.0は、リサイクルプラスチック製シェルを使用し、モダンなカラーを幅広く取り揃えているため、オフィス、公共施設、プライベート空間などで幅広くお使いいただけます。
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【HAY】AAC 22 2.0¥59,400 (税込)
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【HAY】AAC 53 SOFT¥172,700 (税込)
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【HAY】AAC 222 2.0¥57,200 (税込)
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【HAY】AAC 12 2.0¥55,000 (税込)
DLM

HAYの多機能なデザインの好例として挙げられるのが、「DLM」です。
DLMとは、「Don’t Leave Me(置いていかないで)」と名前が付けられた、デザイナー トーマス・ベンゼンによるハンドル付きポータブルテーブル。
片手で楽に持ち運ぶためにつけたトレイの上のハンドル、軽やかさと美しいフォルムを保ちながらも安定感を生みだす3本の脚。部屋から部屋へ楽に移動できるDLMがあれば、リビングはもちろん、窓辺や寝室など、その日の気分に合わせて好きな場所でリラックスして過ごすことができます。
置いてあるだけで絵になるユニークなデザインですよね。
読書をするときは傍に置いてコーヒーテーブルに、また一輪挿しを置けば空間が華やぐオブジェに。
DLMと一緒に、もっと自由に、もっとリラックスした時間をお過ごしください。
カラーのバリエーションも豊富でHAYならではの洗練されたミニマルデザインがあってこそと言えるでしょう。
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【HAY】DLM¥41,800 (税込)
PAOコレクション

照明器具にも定評があるHAY。
中でも人気を博しているのが、日本人デザイナーの深澤直人とのコラボレーションによりデザインされたPAOコレクション。
「自然にあるものからデザインを導き出し、日常品を作り出す」という深澤のシンプルで潔い美意識に基づき、シンプルで控えめなデザインに保つことで、静かに環境に溶け込みながら、和やかで快適な空間を生み出したいという想いを体現しています。
LED技術により光源はアクリルシェードの中に収まり、クリーンでシンプルなデザインになっています。光沢のある彩色仕上げがされたスチールシェードが、空間に彩りを添えます。
機能性と、そのシンプルなデザインからご家庭はもちろん、オフィスや店舗など空間を問わず、様々な場所におすすめです。
必要な機能をコンパクトにまとめつつ、余計な要素を排除したデザインは、どんなインテリアとも自然に調和します。素材やカラーバリエーションによってはポップな印象にも、落ち着いた印象にも変化し、まるでオブジェのように空間を彩ってくれるでしょう。
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【HAY】PAO PENDANT 350¥82,500 (税込)
SLIT TABLE HIGH

折り紙のテクニックからインスピレーションを得た幾何学的なスチール製サイドテーブル。
スリムなベースはテーブルトップに折りたたまれたように見え、伝統的な和紙アートを連想させるシンプルで、立体的なフォルムを作り出します。
コンパクトなため用途が広く、プライベート空間や公共施設など、コーヒーテーブルやサイドテーブルとして活躍します。
サイズや色を複数組み合わせてお使いいただくこともおすすめです。
シンプルな構造とミニマムなフォルムは、北欧らしい落ち着きと洗練を同時に感じさせるデザインですよね。
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【HAY】SLIT TABLE HIGH¥42,900 (税込)
5. HAYのアイテムで彩るインテリアコーディネート

ミニマル×ポップの絶妙なバランス
HAYのプロダクトはミニマルで洗練されたシンプルな印象を受ける方も多いでしょう。
しかし、実はビビッドな色合いや個性的なディテールをさりげなく取り入れています。シンプルな空間の中にもポップで遊び心のあるアクセントをプラスできるのが魅力の一つ。
北欧インテリア特有のホワイトやパステル、グレーなどを基調とした空間に、HAYのカラフルなトレーやチェア、ランプをポイント使いするだけで、ポップな空間が簡単に演出できます。
もちろん、落ち着いたカラーを選んで統一感を重視してもOK。自分の好みに合わせて多彩なアレンジを楽しんでみましょう。
小スペースへの対応力
都市部のマンションや小さな部屋にもフィットしやすいのが、HAYの家具の大きな特徴です。
コンパクトなデスクやチェアをはじめ、トレイテーブルなど、限られたスペースでも活躍するアイテムが充実しているので、部屋の形状やライフスタイルに合わせて柔軟にレイアウトを変えられます。
ちょっとした工夫とHAYのアイテムがあれば、空間を有効に使いながらスタイリッシュなインテリアを実現できるでしょう。
カジュアルもモダンも可能
HAYの家具や雑貨は、シンプルなシルエットと豊富なカラーバリエーションが魅力。
そして、カジュアルなシーン、モダンなシーンどちらとも相性が良く、空間を選ばないニュートラルな魅力があります。
HAYの家具はそれ自体、アートの要素を感じられますが、他の杯ブランドの北欧家具や既に自宅にある家具や雑貨とも、自然に溶け込みます。
カジュアルな魅力を秘めつつ時代に左右されない確かなデザインと高品質なアイテムを自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか?!
6. HAYで新しい日常を!北欧家具ショップcraft ness釧路ではじめませんか?

HAYのアイテムを通販で気軽に購入するのも良いですが、可能であれば、実際に座り心地や素材感を確かめてみると失敗が少なくなります。写真だけではわかりにくい、微妙な質感やカラートーンなども、直接見て触れることで納得のいく買い物につながるでしょう。
craftness釧路店ではHAYをはじめ、さまざまな北欧家具、雑貨を取り揃えています!
デンマーク発の「これまでにない新しいデザインカンパニー」として、2002年に設立されたHAY。
もし、「北欧デザインは好きだけれど、もっと現代的な要素が欲しい」「シンプルだけどオシャレな家具を探している」「こだわりはありつつも、手の届く予算で・・」という思いがあるのであれば、ぜひ一度HAYのアイテムを手に取ってみてください。
あなたもHAYの魅力や豊かな暮らしを彩るヒントがきっと見つかるはずです。