皆様、こんにちは!釧路のインテリアショップ、家具・雑貨のセレクトショップ「craft ness」杉本でございます。
皆様、「ギャッベ」「ギャベ」「アートギャッベ」という言葉、耳にしたことはありますか?インテリアや家具、雑貨がお好きな方は、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
それでは、今回のブログではギャッベの魅力やアートギャッベとは・・・というところをご説明させて頂ければと思います。
ギャッベとは・・・
ギャッベというのはイランの遊牧民族「カシュガイ族」が手織りで1枚1枚織り上げた絨毯の事を総称して「ギャッベ」と言います。
手織り絨毯と聞くと真っ先に思い浮かぶのは「ペルシャ絨毯」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実はペルシャ絨毯のもととなっているのがギャッベだと言われています。
ペルシャ絨毯は緻密な模様が特徴的で全て図面が存在しますが、ギャッベは図面などが無く、織子さんがその場の風景などをもとに感性で織り進めていくのが特徴的です。
なので、同じデザインは2枚となく、世界にたった1枚の一点ものの絨毯が生まれるのです。
アートギャッベの魅力
ギャッベの工房はたくさんあります。アートギャッベというのは、たくさんのギャッベ工房の中でも世界最高峰の工房「ゾランヴァリ工房」から直接仕入れます。
そしてさらに「ゾランヴァリ工房」のギャッベの中でも最高ランクのものを実際に選定人が現地で選定し、最高品質のギャッベのみが「アートギャッベ」として日本で販売されているものになります。
アートギャッベとしてゾランヴァリ工房から仕入れられる絨毯はまず第一にデザイン性に優れているもの。そして、触り心地が良く織りが細かいもの。羊の毛の質が上質であるものなど、様々な選定基準をクリアしたギャッベのみがアートギャッベとして仕入れられてきます。
また、アートギャッベの特徴として、全て草木染で染められています。ギャッベは昔は草木染が主流でしたが、お金も労力もかかる事から今では化学染料で染められているものがほとんどです。ですが、ゾランヴァリ工房では、今もなお草木染の素材感や風合いを大切にしています。
草木染のギャッベは色合いもそうですが、触り心地にも影響します。やはり化学染料で染められるといくら上質な羊の毛でも羊の毛本来の油分が失われ、かさかさとした触り心地や不快感のある触り心地になるものも多いです。草木染で染められている羊の毛は、油分が残り、しっとりと滑らかな触り心地で、夏も涼しく、冬も暖かく快適に過ごして頂けます。ペットもギャッベの上がお気に入りのスペースになるみたいですよ。
アートギャッベの文様
アートギャッベの魅力を語るうえで欠かせないのが、織り込まれた文様について。
アートギャッベは1枚1枚デザインが違うお話はさせて頂きましたが、その1枚1枚に描かれている文様には意味があります。
代表的なもので言うと、健康長寿を願って描かれる生命の木、家庭円満を願って描かれる鹿、子孫繁栄を願って描かれる羊、富と成功を願って描かれるラクダなどが代表的な文様になります。
その文様の意味もご説明させて頂くと、より愛着が沸きますよね。
さて、ここまで「ギャッベとは」「アートギャッベの魅力」についてご説明させて頂きました。この記事を読んでくださった皆様にアートギャッベの魅力が伝わっていましたら幸いです。
インテリアショップcraft nessでは、アートギャッベの展示販売をしています。店内に様々なサイズ感のアートギャッベを展示しておりますので、ぜひご覧頂き、アートギャッベのある暮らしをご体感してみて下さい。